ラードってなに?
「ラード」(lard)とは基本的に豚の背脂のことを言います。
精製したラードには2種類あって、100%豚脂のものが「純製ラード」、豚脂主体で牛脂、パーム油などをブレンドしたものを「調製ラード」と言います。
ラードの最大の特徴はその風味。食品のおいしさを引き立て、コクを出すこってりとした独特の風味を持っています。豚の脂身に含まれる香りの成分が食べたときの美味しさを引き立たせるのです。そのため、主にフライやラーメンなど油の風味を大切にする食品によく使用されます。「トンカツはラードで揚げたものでなければダメだ。」という食通もいるほどだとか。
特徴としては融点(溶け始める温度)が低くすぐに液状になるので、フライはもちろん料理に混ぜ込みをする時などに使いやすく、ハンバーグや餃子の具に練りこめば、ジューシーでコクのある料理が仕上がります。