狂牛病に関するマーガリン工業会の見解
-食用精製牛脂について-

原料牛脂は食用として食品衛生法に基づき健康な牛から製造されており、食用精製牛脂は高度に精製され蛋白質を含まないので国際的にも安全であると認められています。
尚、当工業会会員各社で行っている高度精製処理は次の通りです。

  • ①オートクレーブ処理を行っている。

    (250~300℃、2時間減圧による水蒸気蒸留)

  • ②アルカリ処理を行っている。

    (水酸化ナトリウム、1規定溶液以上、80℃以上100℃まで30分)

  • ③水洗(80~100℃の水で遠心分離)や活性炭及び活性白土による吸着で不純物の除去が①②に付随している。

これらの精製条件はWHOで汚染されたものを処理するために定められた水準を大幅に上回っています。

万が一、極微量の蛋白質が含まれるようなことがあっても、高度精製処理によって完全に不活性化、除去されますので当工業会会員各社の製品は安全であります。

参考 <WHO精製条件>
  • ①適当な条件でのオートクレーブ

    (134~138℃で18分間の蒸気滅菌及び132℃で1時間の高圧蒸気滅菌)

  • ②水酸化ナトリウムによる処理(1規定で20℃1時間)
  • ③沈殿、超遠心または吸着による蛋白除去